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バティックとはインドネシアで染められたろうけつ染めの布のことです。
近年まではジャワ更紗の名で親しまれてきました。

イメージ布

「さらさ」という言葉は、もともとは極上の木綿織物をさしていたそうです。
それが16〜17世紀に南蛮船によって(!)模様染布が舶来したとき、
その美しさを新鮮な驚きをもって迎えられ、憧れの気持ちからでしょうか、
いつのまにか、さらさは「外来の模様染布」をさすようになったといいます。

日本で更紗と呼ばれるものは、インド更紗、ジャワ更紗、シャム(タイ)更紗、
あとはペルシャ、ロシア、ヨーロッパの銅板更紗というのもあるそうで、
制作された技法は異なりながらも、いずれも木綿生地を染めた、あるいは描かれた布
です。
更紗模様とその模様が呼ばれるように、異国の花や鳥が美しい彩りで表現された模様は、
日本人にとって特別で、魅力ある布だったようです。

ジャワ更紗の特徴としては、やはり、ろうで防染したその独特の技術
今ではジャワ更紗をさす「バティック」の名称が、ろう防染の模様染めの代名詞となっています。

さて、そのバティックですが。
ろうけつ染めでは、ろうでえがいた部分、伏せた部分が染め残り、それ以外の部分に
色がつきます。模様が細かいほど、色数が多いほど、ろうでふせて染める、という工程に手間がかかります。
さらに、今でこそ片面のみのバティックもありますが、もともとは、布の裏と表の両面に
ろう伏せを施し、裏表を同じように染め上げていました。

バティックは宮廷の中で発展し、後に需要が高まり、材料の入手が可能になってくると、
だんだん宮廷の外にも工房がつくられていきました。


王宮
▲ジョグジャカルタの王宮にて。
 もちろん今でも宮廷ではバティックが着用されています。


伝統柄といわれる模様は宮廷バティックとして作られた模様が中心。
王族と貴族以外の着用を禁じた模様や、一族の繁栄を願ってつくられた模様、鳳凰を描いた
模様など格調の高い模様が各地域に伝わり、さらに地方ごとにそれぞれの特色が加えられ、
さまざまな地域の伝統模様がつくられました。
中には日本軍がインドネシアを占領した時につくられた、和柄に影響をうけた柄なんかも。
その模様ひとつひとつにこめられた意味、願いを知るのも楽しみのひとつです。

布イメージアニマル


バティックの手法

バティック染めの技法には、チャップとよばれる、スタンプ状のものにろうをつけて、
布に押して、模様をつけていくやり方と、トゥリスと呼ばれる、手書きで模様を描いた物があります。
両方を組み合わせたものはコンビナシ(コンビネーション)とよばれます。

やはり手書きのトゥリスが一番価値のあるものとして扱われています。

最近はサブロナンとよばれるバティック模様を施した安価なプリント模様もありますが
ここでははぶきます。
実際にろうを使って染められたものは、ろうの匂いがしますよ。

トゥリストップイメージ

まずトゥリスですが、
トゥリスの場合、チャンチンといわれるろうを描く道具を使って、線の一本一本が
描かれていきます。温度が高すぎると、ろうが流れて広がりすぎ綺麗にかけず、
低ければまた固まって、これも綺麗に描けません。職人さんが温度の調整しながら、
ゆっくりゆっくり丁寧に描かれていきます。

トゥリスイメージ行程01
▲ろうを温めます。

トゥリス行程03
▲チャンチンといわれるろうを描く道具。

トゥリスイメージ行程02
▲細かい模様にため息がでます。


次はチャップ。
チャップイメージ01

チャップイメージ02

チャップイメージ03

チャップは19世紀中ごろに発明されたんだそうです。
それまでの手書き一点ものから、チャップを使えば量産が可能ということでひろまりました。
とはいえ、連続模様の場合、つなぎ目がそうとわからないように押すのは、やはり熟練の技です。


▲(こちらも、みていてため息が…。)

しかも線がき部分のチャップに、伏せる部分のチャップ、さらに裏表が組み合わさると
4種類。色が増えればさらに増えます。これらをずれることなく押すというのも大変な技術。

職人さんがそれぞれに工夫をこらして、ろうの温度も調整しながらろうづけしていきます。

スタンプ模様は手書きにくらべれば、堅い均一化した線ですが、やはり染め具合は
一枚一枚異なり、味があります。
洋服地等につかうには、むしろチャップのほうがすっきりとして使いやすいかも。


完成品

チャップ使いは、量産ができるようになったことで、現在では、両面同じように仕上げた
高級なバティックと、片面のみの日常使いしやすいものと、それぞれにわかれて発展しています。

コンビネーションは手書きとチャップの良いところを併せ持つバティックです。
トゥリスにつぐ高級品として扱われます。


釜

見ていると、トゥリスには女性の、チャップには男性の職人さんが多いようです。
ろう伏せのあとの染色、蝋落としの作業は男性の職人の仕事。
煮えたぎる窯のそばの作業は、これまた大仕事です。


乾燥
▲これはまだ一色目。
色の数だけ同様の工程を施し、水洗いを繰り返して、やっと一枚のバティックが出来上がるのです。


 完成バナー
 バティック完成品


【おすすめのバティックの使い方】

 丁寧に手間をかけて作られたバティック。
 お気に入りの布は眺めてるだけでも嬉しいものですが、いつもの暮らしの中で実際に使ってもらえば、
 きっとさらに愛着がわいてくると思います。


 ★ファッションに取り入れる
 バティックはもともと腰に巻いて着用する布。
 (幅30〜50cmくらいのスレンダンという肩に掛けてつかうタイプもありますが、)
 たいていの布は、幅がだいたい100cm〜105cmくらい、長さが185cm〜260cmくらいまでです。
 インドネシアの正装では女性の場合、上にクバヤといわれるブラウスのような長袖の服をきて、
 下にバティックを巻きます。

 スカートイメージ

 日本でもおめかしの時に、バティックを腰に巻いてロングスカートのように、使うことができます。
 なれないと歩きにくいかもしれませんが、新鮮で目をひくスタイルです。
 知人が実際にバリで買っていった一枚をパーティーで試してみて、好評だったとのこと。
 上質のものを一枚もっていると使えるわね、とご機嫌でした。

 ★インテリアのアクセントに
 日常には、インテリアにとりいれるのが簡単で使いやすいと思います。
 テーブルクロスにしたり、ソファやベッドのカバーに使うのも素敵。
 お気に入りの布を、身近でいつでも眺められるというのは楽しいものです。

 ★布地として
 はさみをいれるのはちょっともったいない気もしますが、布地、または服地として、
 小物や洋服をつくっても、かわいいものができますよ。

 エプロン
 ▲バティックでつくったミニエプロン 

 ★ラッピングに
 当店ではバティックで風呂敷をつくり、ラッピングにも使っています。

 ★使いこんだあとにも手ぬぐいとして
 使いこんだバティックは切って手ぬぐいのように使うのも便利です。


 どうぞいろいろな使い方を試してみてくださいね。


 ----- アタのお話/おしまい -----


◎バティックのお手入れについて◎

 バティックはその性質上、お洗濯にもちょっとした注意が必要ですが、
 使っていくうちに、どんどん布地がしなやかに、落ち着いた色合いに変化していきます。
 使いこんだバティックの魅力は、古いバティックのみを扱うマーケットがあるくらいの人気。
 優しい風合いのバティックに育てていくのも楽しみのひとつです。
 どうぞ末永くおつきあい下さい。


・しばしば染色の際の蝋が付着している場合がございますが、ろうけつ染め、という性質上
 さけられません。ぬるめのお湯で洗っていただくとたいてい落とせます。

・水かぬるま湯での、手洗いをおすすめします。
 はじめのうちは色落ちすることもございますので単品洗いして下さい。

・漂白剤、蛍光増白剤の含まれている洗剤はさけてください。

・色が落ち着いてきたら洗濯機の使用も可ですが、ソフト洗いをおすすめします。

・干すときは、軽く絞って(まだ水がしたたるくらい)日陰干しにしてください。
 したたる水滴に染料がふくまれていることもあるのでご注意ください。

・半乾きの状態でアイロンをかけるとぴしっときれいに仕上がります。
 アイロン台の上と布の上の両方にあて布をして、(布でバティックをはさむようにして)
 アイロンをかけると蝋がのこっていた場合も安心です。
(あて布は汚れてもよい布をつかってください。)

・直射日光のあたらない、湿気の少ないところに保管ください。

・クリーニング屋さんから帰ってきたら、ビニール袋から出して、しまって下さい。
 直射日光のあたらない湿気の少ない場所にしまってください。

*なお、シルクスカーフのお手入れにはドライクリーニングをおすすめします。





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